3. 国際交流の最近のブログ記事

今回は「インドネシアの子供の教育を救う会 」に取材しました!


インド02.JPG                    (写真 代表 森山 日出夫さん)

◆インドネシアの将来は子どもたちが握る
Q.インドネシアの現状を教えていただけますか?
A.1997年に起こったアジア通貨危機は、インドネシアを含む多くの国々を襲いました。以来、インドネシア国内では1日1ドル以下で生活する人々の割合が増え、産業の低迷だけでなく、子どもたちの教育のチャンスまで奪っています。 インドネシアが自立し、世界へ貢献する国家になるためには、 子供たちが充分な教育を受け、インドネシアの将来を担うりっぱな大人に成長することが何よりも重要です。インドネシア政府はこの状況を重く捉え、2007年には総国家予算(APBN)の約11.8%を教育のために割り当てました。しかし政府は自ら立てたこの目標をいまだにクリアしていません。このため民間サイドでの教育支援が求められています。

◆教育を受けたくても受けられない子どもたち
 学費など一年間にかかる家庭の負担費は、小学生なら約4,000円、中学生なら約6,000円です。貧しい家庭では子どもたちも貴重な労働力。地方にいくほど就学率は低く、義務教育の途中で学校をやめ、家事を手伝ったり働いたりする子どもたちがたくさんいます。また学校では机や教科書(学校が所有)などの設備が足りないため、午前と午後のクラスに分けて学んでいる地域もあります。

◆募金の力
 「インドネシアの子供の教育を救う会」ではひとりでも多くのインドネシアの子どもたちに学びを続けてもらいたいと、在日インドネシア留学生協会福岡支部とともに募金活動を行い、 BSOB PPIF(在日インドネシア留学生協会福岡支部の奨学金部)を通じて、インドネシアの子どもたちへ奨学金を送っています。チャリティ・ディでの収益金や日本の皆さんの募金などによって、2003年から2008年までに小学生・中学生あわせて800名以上に奨学金を送ることができました。これまでの合計金額は254万3625円(2008年3月31日現在)です。

インド01.JPG ●奨学金活動―あゆみ―

◎1996年にインドネシア留学生が自主的に毎月1000円ずつ出しあって、奨学金活動を始めました。 ◎2002年6月、第1回「インドネシアの子供の教育を救おう インドネシア・チャリティ・ディ」を開催。  (現在に至るまで毎年開催しています)
 ◎2003年5月に在日インドネシア留学生協会福岡支部の半独立組織組織としてBSOB(奨学金部)を設立。同年7月には日本人と在福岡インドネシア人等でこの活動を支援する団体「インドネシアの子供の教育を救う会」を立ち上げました。
◎2004年12月スマトラ沖地震の復興支援の募金活動。義捐金554万1733円はインドネシア赤十字社へ送金したほか、アチェ州の幼稚園建設(2006年完成)に当てられました。
◎2006年6月ジャワ島中部地震の募金活動。義捐金790万5097円はガジャマダ大学のインドネシア九州大学同窓会を通じて主に震災地の復興に使われました。

●事業
 日本人との文化交流などを通じて、多くの方にインドネシアを理解してもらい、インドネシアの子供たちの教育支援活動を行うことを目的としています。
 
◎インドネシアの文化・歴史・生活を紹介するイベント 「インドネシアの子供の教育を救おう インドネシア・チャリティ・ディ」を毎年開催。2008年6月にはインドネシア関連団体が集まった実行委員会形式で日本インドネシア国交樹立50周年記念バンブーコンサートをアクロス福岡で開催しました。
◎バザーその他による募金活動 福岡のNGOが一堂に会する地球市民どんたくに毎年参加。活動パネルの展示のほか、インドネシアの雑貨の収益金を奨学金に当てたり、募金の活動を行ったりしています。
◎日本の子どもたちとの交流イベント 2008年8月にアジア美術館でインドネシア影絵ワークショップを開催。バリ島から来日したガムラングループ「スダマニ」の指導のもとで、福岡にすむ親子がオリジナル影絵「あめかいゆうれい」を作成・発表。インドネシア人を親にもつ子どもたちも参加しました。


◆今後の活動を通した展望
Q.今後どういったことをしていきたいですか?展望をお聞かせ下さい。
A.2008年11月26-30日、九州国立博物館で「留学生と交流しよう インドネシア・カルチャー・デー」を開催します。メインイベントは29-30日。インドネシアからミトラ・セニ・インタン・デワンガ舞踊団が来日。環境や教育をテーマとした講演やインドネシアのろうけつ染め「バティック」のワークショップもありますのでぜひ来てください。 まだまだ小さな任意団体ですので、たくさんの方にこの活動に参加していただき、しっかりとした組織に作り上げていきたいと思います。

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ありがとうございました。

 【取材後記】
1年間の学費をみて驚きました。社会人であれば1か月の食費ぐらいではないでしょうか?通期時の交通費にも値するかもしれません。
日本がどのくらい恵まれているのか―
深く深く考えさせられるとともに今の生活に感謝の心を忘れてはなりませんね。
 
 
 
 

2008年11月

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